配偶者 所得金額 計算ツール|令和8年分 配偶者控除・配偶者特別控除を自動判定(年収136万対応)

配偶者の給与年収・年金・事業所得から合計所得金額を計算し、配偶者控除・配偶者特別控除を自動判定。令和8年分は給与年収136万円以下が配偶者控除、136万円超207万円以下が配偶者特別控除の対象です。本人所得による逓減・老人配偶者にも対応。無料・登録不要。

配偶者の給与収入・公的年金収入・事業所得・その他所得を入れるだけで、 合計所得金額と配偶者控除/配偶者特別控除/対象外を自動判定します。 令和8年分(2026年)の所得要件引上げ(合計所得58万→62万/給与年収123万→136万)に対応。 「パート 年収 配偶者控除」「配偶者特別控除 いくら」といった検索で迷った方が、5秒で答えを出せる設計です。

令和8年分は配偶者控除の所得要件が58万→62万円に引上げ(給与のみなら年収136万円以下)

パート・アルバイト等の給与収入の年間合計額。源泉徴収票の「支払金額」欄

円

国民年金・厚生年金等の公的年金収入の年間合計額

円

公的年金等控除額が年齢で異なります(65歳以上は最低110万円、65歳未満は最低60万円)

事業所得は「収入 − 必要経費」で算出した金額を入力

円

不動産所得・雑所得等、給与・年金・事業以外の所得金額

円

70歳以上の配偶者は「老人控除対象配偶者」として控除額が加算されます(控除額48万/32万/16万)

申告者本人の合計所得金額によって控除額が逓減します(1,000万円超は配偶者控除・配偶者特別控除ともに対象外)

このツールでできること

本ツールは、配偶者控除等申告書(給与所得者の基礎控除・配偶者控除等申告書/マル基・配・所)の「配偶者の合計所得金額」欄を記入するときに、 給与・年金・事業・その他所得を入れるだけで合計所得金額と控除額を一括計算するためのツールです。 「パート年収が136万円を超えたけど配偶者特別控除は受けられる?」「配偶者特別控除っていくら?」 「夫の年収が950万を超えたら控除はどう変わる?」といった疑問に即答できます。 年末調整で会社に提出する書類の下書きとしても、確定申告書第一表「配偶者(特別)控除」欄の記入にも使えます。

令和8年度税制改正で何が変わった?(配偶者関連)

令和8年分(2026年分)以降の所得税から、基礎控除と連動して配偶者控除・配偶者特別控除の所得要件がまとめて引き上げられました。 令和7年分と比べ、配偶者控除や配偶者特別控除を給与年収だけで判定するときのラインが引き上げられました。

根拠: 所得税法第83条(配偶者控除)・第83条の2(配偶者特別控除)、 国税庁 No.1191「配偶者控除」・No.1195「配偶者特別控除」、令和8年度税制改正大綱(2025年12月26日決定)。

令和7年分との差分早見表

「何がどう変わったか」を1分で理解したい方向けに、主な数字だけ並べました。 令和7年分は合計所得58万円(給与年収123万円)以下、令和8年分は合計所得62万円(給与年収136万円)以下が配偶者控除の対象です。

項目 令和7年分(2025年) 令和8年分(2026年)
配偶者控除の所得要件 合計所得 58万円以下 合計所得 62万円以下
配偶者控除(給与のみ換算) 年収 123万円以下 年収 136万円以下
配偶者特別控除 上限 合計所得 133万円 合計所得 133万円(給与のみなら年収207万円)
給与所得控除 最低保障 65万円 74万円(本則69+特例5)

令和6年分以前の配偶者控除の所得要件は合計所得48万円以下(給与のみなら年収103万円以下)でした。令和7年分に58万円・123万円、令和8年分に62万円・136万円へ段階的に引き上げられています。

配偶者控除・特別控除・対象外の判定の流れ

本ツールは以下の順で判定します。どの段階で「対象外」になるかを知っておくと、年の途中で働き方を調整しやすくなります。

  1. 本人(申告者)の合計所得が1,000万円超 → 対象外 配偶者の所得に関わらず、配偶者控除・配偶者特別控除ともに適用不可。
  2. 配偶者の合計所得が133万円超 → 対象外 給与のみなら年収207万円超。申告者側の配偶者控除・配偶者特別控除は受けられません。
  3. 配偶者の合計所得が62万円以下 → 配偶者控除 給与のみなら年収136万円以下。本人所得900万以下で38万円、950万以下で26万円、1,000万以下で13万円(70歳以上はそれぞれ48/32/16万円に加算)。
  4. 配偶者の合計所得が62万円超〜133万円以下 → 配偶者特別控除 給与のみなら年収136万円超〜207万円以下。配偶者の所得に応じて38万円から段階的に逓減します(下表参照)。

配偶者特別控除 段階表(令和8年分・本人所得900万以下)

配偶者の合計所得が62万円を超えると配偶者控除から配偶者特別控除に切り替わり、所得が増えるほど控除額が段階的に減ります。 本人の合計所得が900万円以下の場合の控除額は以下のとおりです(900万円超は本人所得区分に応じて各段階の控除額も減ります)。

配偶者の合計所得 給与のみ換算(目安) 控除額
62万円超 95万円以下 年収 136万円超 〜 169万円以下 38万円
95万円超 100万円以下 年収 169万円超 〜 174万円以下 36万円
100万円超 105万円以下 年収 174万円超 〜 179万円以下 31万円
105万円超 110万円以下 年収 179万円超 〜 184万円以下 26万円
110万円超 115万円以下 年収 184万円超 〜 189万円以下 21万円
115万円超 120万円以下 年収 189万円超 〜 194万円以下 16万円
120万円超 125万円以下 年収 194万円超 〜 199万円以下 11万円
125万円超 130万円以下 年収 199万円超 〜 204万円以下 6万円
130万円超 133万円以下 年収 204万円超 〜 207万円以下 3万円
133万円超 年収 207万円超 0円(対象外)

※ 給与年収の目安は給与所得控除(令和8年分・最低保障74万円)を用いた概算値です。実務では給与収入から給与所得控除を引いた金額が所得金額となります。 たとえば配偶者の合計所得が98万円なら「95万円超100万円以下」の区分に入り、本人所得900万円以下の控除額は36万円です。

本人所得による逓減の具体例

配偶者の所得が低くても、本人(申告者)の合計所得が900万円を超えると控除額も段階的に減ります。 控除額は以下の3段階で逓減し、1,000万円超で完全に消えます。

よくある利用シーン(3例)

実際にこのツールを使うときの典型シナリオを3つ挙げます。ご自身の状況に近いものを参考にしてください。

ケース1: パート妻の「年収の壁」管理(30代夫婦)

状況: 夫は会社員(年収500万円/合計所得346万円相当)。妻はスーパーのパートで年収118万円予定だが、12月に追加シフトで122万になりそう。

不安: 「136万円を超えると配偶者控除から配偶者特別控除になる? 夫の税金が増える?」

このツールでの確認: 配偶者の給与収入122万円を入力 → 給与所得控除74万円を引いて所得48万円 → 62万円以下なので配偶者控除(満額38万円)と判定。 ちなみに年収132万円でも所得58万円となり、配偶者控除の対象のまま。 給与のみなら年収136万円まで所得62万円以下となり、配偶者控除の対象です。

ケース2: 定年後の夫婦(65歳以上の妻の年金+少額パート)

状況: 夫は再雇用で年収450万円。妻(72歳)は老齢年金180万円+スーパー短時間パートで月2万円(年24万円)の収入。

不安: 「年金と給与の合算で配偶者控除は受けられる? 老人控除対象配偶者として48万円になる?」

このツールでの確認: 公的年金180万円(65歳以上) − 公的年金等控除110万円 = 雑所得70万円。 給与24万円は給与所得0円。合計所得70万円 → 62万円超なので配偶者特別控除(段階表で所得70万円→38万円)。 配偶者は70歳以上だが、配偶者特別控除には老人加算はないため、控除は38万円のまま。 年金所得などを合計した所得が62万円以下の場合は、老人控除対象配偶者として48万円の配偶者控除になります(本人所得900万円以下の場合)。

ケース3: 共働きの調整(高所得夫の配偶者控除ゼロ化)

状況: 夫は外資系で年収1,300万円(合計所得約1,100万円)。妻は専業主婦だが、副業(ライティング)で年80万円の所得。

不安: 「妻の所得は低いけど、夫の年収が高いと控除が使えないと聞いた」

このツールでの確認: 本人合計所得「1,000万円超」を選択 → 配偶者の所得に関わらず控除ゼロと即座に判定。 この世帯は配偶者控除・配偶者特別控除ともに使えないため、iDeCo・小規模企業共済等掛金控除・ふるさと納税を活用する方向に切り替える判断材料になります。

妻の年収別 早見表(本人合計所得900万円以下・配偶者70歳未満)

「うちの場合、結局いくら控除される?」を一目で確認できるように、配偶者の給与年収別の控除額を整理しました。 本人の合計所得が900万円以下(給与年収換算で約1,095万円以下)のケースを想定しています。

配偶者の給与年収 合計所得(概算) 控除の種類 控除額
100万円 26万円 配偶者控除 38万円
123万円 49万円 配偶者控除 38万円
133万円 59万円 配偶者控除 38万円
136万円 62万円 配偶者控除 38万円
140万円 66万円 配偶者特別控除 38万円
160万円 86万円 配偶者特別控除 38万円
169万円 95万円 配偶者特別控除 38万円
172万円 98万円 配偶者特別控除 36万円
180万円 106万円 配偶者特別控除 26万円
200万円 126万円 配偶者特別控除 6万円
207万円 133万円 配偶者特別控除 3万円
207万円超 133万円超 対象外 0円

上記は目安値です。実際の合計所得は給与所得控除・その他所得の有無で変動します。正確な金額は本ツールの計算機に入力してご確認ください。

合計所得金額の計算方法

「合計所得金額」とは、給与所得・事業所得・雑所得・不動産所得等、すべての所得を合算した金額です。 本ツールでは、以下の4種類の収入から合計所得金額を算出します。

使い方

判断に迷ったら専門家へ(無料相談)

「うちの場合は配偶者控除?配偶者特別控除?」「夫の所得が900万ギリギリで逓減が気になる」など、 個別事情が絡む判断は税理士に聞くのが最短です。税理士ドットコムは無料相談に対応しており、 電話・メールで匿名質問もできるため、年末調整前のセカンドオピニオンとして多くの方が利用しています。

次のセクションに比較CTAがあります。そちらも合わせてご覧ください。

計算の根拠(令和8年分)

よくある質問(FAQ)

Q1. パート年収が136万円を超えたら配偶者控除は使えませんか?

配偶者控除は使えなくなりますが、配偶者特別控除の対象には入ります。 令和8年分は給与年収136万円以下が配偶者控除の対象、136万円超〜207万円以下が配偶者特別控除の段階対象です。 年収133万円なら合計所得59万円なので配偶者控除、年収172万円なら合計所得98万円なので配偶者特別控除36万円(本人所得900万円以下の場合)となります。

Q2. 配偶者が内職・在宅ワークで収入を得ている場合の扱いは?

内職・在宅ワークは基本的に雑所得(業務)または事業所得として扱います。令和8年分は、 家内労働者等の必要経費の特例の要件を満たす場合に、必要経費の最低保障額69万円が適用されます。 継続的・反復的に収入がある場合は事業所得、単発・副次的なら雑所得で処理。 本ツールでは「事業所得」または「その他所得」欄に、必要経費控除後の金額を入れてください。

Q3. 単身赴任や別居中でも配偶者控除は受けられますか?

はい、生計を一にしていれば別居でも配偶者控除の対象です。 単身赴任・長期入院・子どもの学校の都合による別居などで、送金や生活費の負担を継続していれば要件を満たします。 住民票が別でも、実態として扶養関係にあれば問題ありません。 ただし不仲による別居・離婚協議中などで経済的な扶養関係が事実上途絶えている場合は対象外になる可能性があるため、個別事情は税理士にご相談ください。

Q4. 事実婚・内縁関係の場合は配偶者控除の対象になりますか?

税法上の配偶者は「民法の規定による配偶者」(所得税法2条1項33号)に限定されるため、 事実婚・内縁関係は配偶者控除・配偶者特別控除の対象外です。 同性パートナーシップ・住民票上の世帯主/同居人関係でも、婚姻届未提出なら適用できません。 この点は社会保険上の扶養(事実婚も一部対象)と異なるため、混同しないようご注意ください。

Q5. 妻のパート収入はすでに所得税が源泉徴収されています。妻自身も確定申告が必要ですか?

妻(配偶者)自身の所得税については、給与収入だけで他の所得がなく、基礎控除104万円の対象となる場合、 給与年収178万円以下なら所得税はかかりません(基礎控除104万円+給与所得控除74万円)。 1か所からの給与を勤務先で年末調整してもらえば、通常は確定申告不要です。源泉徴収済みの所得税があれば、年末調整で精算されます。 掛け持ち勤務・副業がある場合は、妻自身の確定申告が必要になるケースがあります。 なお、本ツールは「夫(申告者)側の控除額判定」のためのツールで、妻側の税額は対象外です。

Q6. 年末調整と確定申告のどちらで配偶者控除を申告すればいい?

会社員は年末調整で完結するのが原則です。勤務先から配布される「給与所得者の基礎控除申告書兼配偶者控除等申告書兼所得金額調整控除申告書(マル基・配・所)」に、 本ツールで算出した合計所得金額と控除額を記入してください。 個人事業主・フリーランスや、医療費控除・住宅ローン控除等で確定申告する会社員は、 確定申告書第一表「配偶者(特別)控除」欄に本ツールで算出した控除額をそのまま記入できます。

年末調整 計算ツール(年度版)を併用すると、年調後の還付額/追加徴収額まで含めた全体像が見えます。

未対応・注意事項

免責

計算結果は参考値です。本記事の内容は2026-09-08時点の情報に基づき、令和8年度税制改正大綱(2025年12月26日決定)および国税庁「令和8年4月 源泉所得税の改正のあらまし」を参照しています。 正式な税額計算や年末調整・確定申告の手続きについては、 個別事案は必ず税理士にご確認いただくことを推奨します。 税制は改正される可能性があるため、最新の情報は国税庁ウェブサイトで必ずご確認ください。 個別事情が絡む判断(本人所得900万前後/老人配偶者該当/別居・事実婚等)は、次のセクションの専門家相談CTAもご活用ください。

出典・編集情報

本ツールおよび解説は、以下の公的機関の公表情報を一次ソースとして作成しています。

執筆: 業務計算ポータル編集部

本サイトの編集方針・収益化方針については以下をご参照ください。

※ 計算結果は参考値です。正式な申告・納税にあたっては国税庁の最新情報・所轄税務署・税理士にご確認ください。

本ツールは令和8年分(2026年)の税率・基準をもとに計算しています。最新の情報は各省庁のWebサイト等でご確認ください。